HSPと心

【天才が多いHSP】生きづらい世の中は繊細さと敏感さが武器になる#26

HSPと本当の自分

・HSPって最近よく聴くけど何なの?
・「かくれ繊細」とかカテゴライズする意味あるの?
・HSPってどれも一緒でしょ?病気なんでしょ?
・できない理由に鬱とかHSPとか引き合いにだすイメージ
・「HSPとかめんどくさいよね」と言われてショック

など、色々なモヤモヤがあってこのページを見てもらった方が多いと思います。

このモヤモヤは、HSPの事を「正しく知る」というアプローチでだいぶスッキリするはずです。

かく言う私自身も、よくわかっていない時はこんなモヤモヤを多く抱えていました。

重度のHSPである事を自覚して、正しく知るアプローチを進める事により随分生きやすくなりました。
そんなキラテンの実体験をもとに、わかりやすい説明を心がけていきます。

まだまだ正しく知るアプローチの道半ば。一緒にHSPという気質を楽しみながら研究しましょう。

文章の他に、音声でのポッドキャスト配信も行っておりますのでぜひご活用ください。

HSPのことについて調べると、HSEやHSSという言葉を目にすることがありませんか?
繊細さんと呼ばれるHSPですが、特性の違いからHSEやHSS型といった分類わけが存在しているのです。

本記事では、HSPとHSS型の関係性、HSEの違いについて紐解いていきます。

HSPって何?敏感で繊細な気質は天才って事?

天才の壁画

HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の省略形です。

エレイン・アーロン(Elaine N. Aron)という、アメリカの臨床研究心理学者が「HSP」を提唱し、研究の加速度が一気に増して今にいたっています。

エレイン・アーロンは1991年に高敏感性(高感受性)に関する研究を始めたそうで、現在も書籍の執筆や学術論文を発表するなど活動を続けておられています。

アーロン博士は、HSPの説明を「生まれながらにして感受性が高く繊細な気質をもった人々」と定義されています。

つまり、「背が高い」「目の色が茶色」「髪の毛がストレート」などと同じ「生まれ持った気質」としての「敏感な感性」を持っているのがHSPなのです。

また、アーロン博士は、HSPの特徴を4つに表すことができる、とまとめられています。
頭文字をとって、「DOES(ダズ、ドゥーズ と発音)」と呼ばれています。

●D:Depth of processing
「深く思考する」 

●O:Overstimulation
「刺激に対して敏感」

●E:Emotional reactivity and Empathy
「感受性が強く共感力が高い」

●S:Sensitivity to Subtleties
「あらゆる感覚が鋭い」

このDOSEの特質の影響を受け、HSPの人は大勢の人と交わるよりも家の中で1人で過ごすことを好む内向的なタイプが多い、として特徴づけられています。

そんな「HSP」の中でも、研究をすすめると更に外向性(HSE)や刺激追求型(HSS)といった特徴が発見されてきました。

HSPとHSEの関係性と特徴

ハート型とシルク記事

HSPとよく似た言葉HSEとは、「Highly Sensitive Extrovert(ハイリー・センシティブ・エクストロバート)」の略で、HSPの中でも他者と交わることを好む外交的な気質もった人達のことを呼びます。

この概念は、HPS提唱者エレイン・アーロンと共に活動している、ジャクリーン・スティックランドという心理カウンセラーによって提唱されているものです。
HSEもHSPと同様、「DOES」の特徴である繊細な気質をもっています。

似て非なるもの、として、両者の違いはどこにあるか?

それは、HSPが「内向的」であることに対して、HSEが「外交的」であるというところに両者の大きな違いがあります。

内向的なHSPが全体の約70%に対し、外交的なHSP(=HSE)は全体の約30%いるとされています。

HSPとHSSの関係性と特徴

指を握る赤ちゃん

これまたややこしいですが、お次はHSSというキャラクターです。

全部「Hからはじまる3文字」なのでややこしいですよね。
覚える必要は全くないので、登場キャラが複数いるな、という感覚でもう少しだけお付き合いください^^

HSSとは、「High Sensation Seeking(ハイ・センセーション・シーキング)」の略で、変化や新しいことを好み、刺激を求めて行動をとる人達のことを呼びます。

HSSはアメリカの心理学者のマービン・ズッカーマンによって提唱された概念です。

また、日本ではHSSを「刺激追求型」と呼ぶことがあります。
「刺激」とついている時点で、もうチャレンジとか冒険とかが好きそうなイメージがわきますよね^^

HSPとHSEに「HSS」の縦軸が加わった4分類

4つのマトリックス

HSSは、前述したHSPやHSEと組み合わせて使われることが多く、以下のように分類されます。

・刺激を求める内向的なHSPを「HSS型HSP」
・刺激を求める外交的なHSP「HSS型HSE」

つまりHSPは大きく4つに分類される

●HSP(内向的HSP)
●HSE(外向的HSP)
●HSS型HSP(刺激追求型内向的HSP)
●HSS型HSE(刺激追求型外向的HSP)

HSPの4種類
参照:HSPとHSS型の関係性とは?HSEとの違いを解説 | https://motifyhr.jp/blog/onboarding/hsp-hss-hse_difference/

HSP特有の「敏感で繊細」という気質は4種類全てに共通してみられるのですが、「刺激追求かそうじゃないか」と「外向的か内向的か」の要素がプラスされ、HSPの特徴に変化がみてとれる事になります。

キラテンはHSS型HSP(刺激追求型内向的HSP)

チャレンジする男

キラテンは複数のHSP診断を行い、現時点では、HSS型HSPである事が結果としてあらわれました。それもかなり重度^^

HSS型HSPは、「好奇心が旺盛なのに打たれ弱い」という「矛盾がかわいい」気質なので、「かくれ繊細さん」と呼ばれています。

この本はHSPの4つの中でも「HSS型HSP」に絞り込み、一見すると「繊細さんに見えない」HSS型HSPを徹底深堀りされています。

カリフォルニア・インスティチュート・オブ・インテグラル・スタディーズ(カリフォルニア統合学研究所)統合学哲学博士であるトレイシー・クーパー(Tracy M. Cooper, Ph.D.) が、自身もHSS型HSPである事を公言しながら研究した成果を、その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(フォレスト出版)の著者・時田ひさ子さん監訳、HSP研究の第一人者である精神科医・長沼睦雄さんが監修、という布陣で完成させた読み応えある本です。

HSS型HSPかも?という方には、手にとってみても損がない一冊かと思います。

キラテンは「カテゴライズされる」ことへの拒否反応があるので、最初は「何型でもどうでも良いやー」と思っていたのですが、「正しく知る」という覚悟を持ってからは、「自分の軸はコレ」という比較対象を持っておいた方が立ち位置がわかりやすく理解度のスピードがあがったなという手応えがあります。

自分はHSPなのか?HSS型なのか?は、別にファイナルアンサーにしなくても良いし変わっても良い、とすら思っています。

キラテンは、あくまで「自分を正しく知る」という目的の途中段階の手段として、現時点では「自分はHSS型HSPなんだろう」という軸をもっているだけです。

軸があるから「HSPあるある」の情報も集めやすく正しく知る旅を楽しめています。

HSS型HSPとは?天才が多いってホント?

喜ぶ二人の女性

前述の通り、HSS型HSPは、HSSの「外に向かって刺激を求める気質」と、HSPの「繊細で内向的な気質」を併せもった人達です。
HSPの中でも、HSS型HSPは約6%と言われています。

もう多いか少ないかするわからないですね^^数字はあくまで目安です。自分を知る目安として参考にしてください。

HSS型HSPは、「HR BLOG」さんの記事を引用させていただくと、下記の特徴があります。

● やらないと何も始まらないことは理解しているが、色々考えてしまって前へ踏み出せない

● 刺激を求めて外に出てみるが、人混みなど外的刺激に影響を受け疲れてしまう

● 物事に対し最初は意欲的に取り組むが、すぐに飽きてしまう

● 内心はパニックに陥っていても、周囲からは落ち着いてみられる

● 大胆な行動をとる割に、小さなミスを引きずって落ち込む

参照:HSPとHSS型の関係性とは?HSEとの違いを解説 | 社会を『HAPPY』にするhttps://motifyhr.jp/blog/onboarding/hsp-hss-hse_difference

うーん・・・まさにキラテンの事です^^

10個のうち、9個が成功でも1個のミスで9個を帳消しにしてまうようなとこあるんですよねー^^

だからこそ、この気質を「自覚」すると、心の準備や対策ができて、ありのままの自分で背伸びせず周りと付き合う距離感を保つことができます。

この分析をするまで、キラテンは「社交的」と思っていました。
社交的なのに人に会うとやたら疲れるなーという矛盾の整理が、今やっと出来てきています。

HSPはただの天才!病気ではないので治療はいらない

神経が可視化した女性

地球上の全人口の約20%、つまり5人に1人がHSPと言われています。

その5人に1人のさらに何割かが、「刺激を求める」キャラだったり、「社交性がある」キャラだったりするわけです。

もーややこしいっ!^^

って思うのがキラテンのHSS型HSP気質なのかも知れません。

この分析を観たり聴いたりしても「え?ぜんぜんややこしくないよ?」と思う人もいるわけです。
「ややこしくない」と感じたあなたは、更に深くしっかりとHSPを正しく知っていってください。

キラテンは、現時点ではここまでで十分と感じています。

深く考えたり共感力が高いというHSP気質は、キラテンの場合は「HSPを知る!」という事以外のもっと他の所に使うのが適正のようです^^

つまり、「HSPは治療したり矯正したりする必要がない」「持って生まれたギフトとして活用していく」という事を自覚できた事が一番の収穫になりました。

HSPは気質だよ」というこの一言で、目の前が明るくなったのです。

今まで「自分はだめだー」「こういう所なおさなきゃー」と思っていた気持ちと時間をすべて「自分だから気付ける最高のセンス!」に充てられるわけです。
最高じゃあないですかッ!

ありのままの自分をアウトプットしたら、そりゃもう「ただの天才」でしかないです^^

キラテンの事では無いです、あなたの事です。

あなたが「HSPはただの気質」と気づいたら、もう天才の人生だけがそこに現れます。
楽しんでいきましょう♪

自分がHSPなのか?HSPでもどのタイプか?を知るメリット

良い事

このように、キラテンは「HSPなのかなー?」という疑問から正しく知る行動にうつり、まずは自分がどのタイプか?という診断をネットや書籍で数十種類こなしました。
(1種類だと量と質ともに不足です)

HSPを知る事によって得たメリットは下記の通りです。

・自分を知る手段を得た
・マインドセット(「固定観念や思い込み」「物事を捉える時の思考の癖」)が整った
・自分と違う気質の立場になれて心が広くなった
・自分を必要以上に責めなくてよくなった

デメリットがあるとしたら、正しく知る行動に費やした時間とお金と労力かな?と思いますが、これは何をしても生じるものです。
〇〇対効果の対効果性でとらえると、費やした分以上の効果が得られて満足です。

そういう意味では、HSPを正しく知る事はメリットだらけです。
キラテンにとっては「遠回りに見えて近道」だった事になります。

キラテンはHSPをどう楽しんでいるのか?

本を開いて紙吹雪を飛ばす

HSS型HSPの気質を活かし、経営者としての判断や仲間を思いやる気持ちを前よりも更に自信を持って全面に出しています。

さらに、大好きな音楽活動においては、誰の目を気にする事もなく、ただただ「大きな存在」に自分の身体を借しているイメージで制作活動が進み、心が浄化している気持ち良さが全身を包んでいます。

キラテンは、HSS型HSPであるという事を自覚し知識を深めたので「語る資格がある」と思っています。

そんな心境をブログとポッドキャストで配信しているのも、HSPを楽しんでいる活動の一つとなっています。

HSPあるある体験をポッドキャストでシェア

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キラテンでは毎週、HSS型HSP気質のあるあるエピソードを配信し「こんなんで良いんだ」というあったかい感情をリスナーさんとシェアし合っています。

HSPでお悩みのあなたに、自分を見つめ直すヒントにしてもらえたら嬉しいです。

「世の中の成功法則に振り回されて疲れ果てた・・・」「HSS型HSPの気質だと色々一度に考えられない・・・」という方は、まずはキラテンの無料ポッドキャスト登録をベビーステップにしてみてください。

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きらてん

【HSPは一周回って超天才】の理解を広める活動 | 複数の会社経営 ▶︎ 精神が不安定になり自分がHSPだと自覚 ▶︎ 心理追求に500万投入 ▶︎ 大好きな音楽が支えだと再確認し自分軸が回復 | HSPを「できない理由」にしたり、「弱者ビジネス」に悪用しようという一部の風潮に悔し涙 ▶︎ HSPとして「この感性には価値がある」事を証明すべく音楽解説を熱弁中 | 作曲・ギター弾き語り・ドラムが得意

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