アニメ化にともない人気に火が付いた鬼滅の刃。
世界観や作風、登場人物や人気の秘訣など、わかりやすいくまとめてみました。
「読んでみたい・観てみたいけど中々時間がない」という方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
鬼滅初心者だったキラテン順が、アニメ全話をアマゾンプライムでコンプリートし、しっかり鬼滅デビューできました。
初心者目線を取り入れながら、鬼滅の魅力をキラテン姉さんに伝えていきます。
という事で、キラテン姉さんが「鬼滅の刃ええやん」と感じたら、アニメ主題歌であるLiSAさんの『紅蓮華』をキラテン姉さんに歌ってもらう約束を交わします。
ご褒美も決まったところで、さっそくキラテン順が「鬼滅の刃」を語っていきます。
「鬼滅チャレンジ」って何?という方は下記からご覧ください。
このチャレンジを経て、リポートをしていきます。
ストーリーは人間vs鬼
主人公側が「人間」、敵対する側が「鬼」、という構造です。
基本は勧善懲悪で、鬼が悪いというシンプルな構図は首尾一貫されています。
ただ、鬼といっても、もともとは人間なのです。敵の大ボス「鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)」が自分の血を分けて鬼を増やしているという構図です。
鬼は、大ボスの血の量が多ければ多いほど能力が高くなり強くなれるので、分けて欲し〜とボスの血を求めます。
しかし、人間であるがゆえの苦しみや悲しみ、孤独感などの「心の隙間」をコントロールして鬼を増やし、更に自分のカリスマ性までをもプラスしているという大ボスの巧妙なやり口にうまく利用されているだけという見方もできるわけです。
このあたりは、「ジョジョの奇妙な冒険」の第一部ディオを彷彿とさせる、冷静かつ狡猾な野心家の雰囲気があります。
鬼側の背景を表す描写として、もともと人間であった頃のシーンを散りばめ、「人は皆、弱い生き物」という部分に共感するヒューマンドラマが盛り込まれており、単調な勧善懲悪ではない面白さも内包しています。
アニメの続きは映画
「鬼滅の刃」の物語の序盤は「竈門炭治郎立志編」という冠がついていました(アニメ最終話のエンドロールあたりで確認できます)。
アニメ26話で「竈門炭治郎立志編」を綺麗に収めてあります。お見事!
変な引き伸ばしもなく、単調な部分も目立たず、心地よいリズムで緩急つけながらストーリーが展開していくので、26話=約13時間という長さを感じさせない体感時間でした。
ちなみに、原作単行本では1〜6巻のボリュームが「竈門炭治郎立志編」となります。
鬼滅の刃の全体像は
- 序盤=竈門炭治郎立志編
- 中盤
- 終盤←単行本19巻はココ
- 最終決戦(仮)
というバランスで、中盤の一部である「無限列車」が映画化となる予定です。
原作は佳境に入っている
2020年3月時点では、ジャンプ連載の物語はクライマックスを迎えております。
現時点ではコミックス19巻が発売となっているようなので、約3割をアニメ化したという事になりますね。
どこまで続くかはわらないですが、近年の少年ジャンプ作品は無駄に話を引き延ばす事はしない傾向なので、「最終決戦」でひとまず終わるかも知れません。
アニメの制作の時には、実際、原作はどのあたりだったのでしょうね^^
恐らく、原作者・ジャンプ担当編集・アニメ制作スタッフの連携はかなりとれていると伺えるクオリティーだったので、原作好きの方には「アッ、これって・・・」という匂わせ演出もあったのでしょう。
私は初心者からアニメのみ観たという携わり方なので、そういう楽しみは味わえなかったです。
「敵討ち」「人間に戻す」が原動力
人間側である主人公、竈門 炭治郎(かまど たんじろう)君は、近年のジャンプ漫画作品に多い「リアリスト」です。
特殊なスペックや恵まれた身体能力を備えている訳ではなく、優しくて料理などの家事もこなし、真面目に働く家族想いの男の子です。「こんなお兄さん(彼氏、友達)がいたら良いなーという親近感」や、「努力して会得した技術で勝負する人間らしさ」に共感して、ファンを虜にしているのだと感じます。
ただ、やはり、悟空がサイヤ人だったように、ナルトが四代目火影の息子だったように、炭治郎君も「サラブレット感」は備えているような気配があります。
アニメでは深く触れませんでしたが、随所に「サラブレットだー」と思わせるセリフや描写がありましたね。
ここは、「王道」や「ベタ」というネガティブなツッコミよりも、どんな感じのサラブレットなのかなーという感じで、伏線を大人の余裕で楽しみたいと思います^^。
「人間」という弱く脆い生き物が、「鬼」という化物と戦うなんて、冷静に考えたら無謀なのです。
しかし、主人公は戦います。
なぜ自分の身を危険にさらすのでしょうか?
炭治郎君を突き動かす理由はこの2つです。
・鬼に命を奪われた家族の敵討ち
・鬼と化した妹、竈門 禰󠄀豆子(かまど ねずこ)を人間に戻す
この原動力は、ストーリーの中で、上手に配分されています。
よく、何かを求めてスタートし、面白くなってきたーとのめり込むと、「目的や原動力を見失う」事ってありませんか?
仕事などで先輩に言われたことがあるかも知れませんね。「手段の目的化」というやつです^^。
作者(作り手)は気持ちが入ってしまうと、つい「主人公がなぜ戦うか?」の説明を一足飛びにしてしまいがちです。
ただ、視聴者は色々なタイプがいます。すんなり理解しない人だったり、流し観する人だったり、途中参戦の人だったら・・・
そんな様々な現在地の方々に「主人公の原動力」を要所要所に点在させ、視聴者を置いてけぼりにしない配慮をされていました。
原作・アニメ制作、ともに素晴らしケアをされている証ですね。同じ仕事人として、こういう所に心惹かれます^^
「強くなる」「仲間ができる」はあくまで手段なのです。
それを楽しいと感じて目的を見失うほど、炭治郎君は子供ではないようです。立派だ。
厳密には、作者の吾峠呼世晴さんが、ブレなく目的に向かってストーリーを進めておられる姿勢がスゴイという事ですね。
その他の見どころ
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また、ストーリー展開でうまい位置づけにいるなーと関心したのが、妹の竈門 禰󠄀豆子ちゃんです。
鬼化している最中?だけど人間でもある?という微妙な立ち位置がええ味だしてます。
人間の正義感と鬼の化物能力を兼ね備えたスーパーウーマンなのですが、当時に「研究対象」でもあるのです。
鬼を人間に戻す研究を追求するための最高のサンプル(褒め言葉)である禰󠄀豆子ちゃんは、敵対している「鬼」と「人間」が共存する事が出来るかも知れない、という希望そのものでもあるのです。
現代に置き換えれば、この世から戦争がなくなり世界が平和になれるかも、という希望というところでしょう。
そのキーパーソンが、主人公の「彼女」ではなく「妹」というのが、また現代の流れをくんでいるようで馴染みが良いんだろうなーと感じております。
「スポーツ漫画の主人公はキャプテンで、マネージャーはキャプテンの事が好き」みたいな紋切型では今の時代、受け入れないでしょうからね。
ただ、少年漫画の王道をすべて排除しているわけではないです。
例えば、鬼と戦うために修行して必殺技を体得していくアクションの要素などはしっかり踏襲しています。
アニメでは、炭治郎君が「水」の属性として必殺技を繰り出すのですが、その時の波しぶきの描写が、圧倒的に葛飾北斎なのです!ええやん!この大人がちゃっかり遊んでいる感じ!
また、ポッドキャストでは、まだ鬼滅の刃に触れていないキラテン姉さんから
「鬼になると意識はどうなるの?人間の時の記憶はなくなるの?」
「妹は人間の時のこと忘れてどんどん鬼化していくの?」
「進撃の巨人やエヴァンゲリオンみたいに、みんなが鬼の存在を知って戦っているの?」
という直球の質問を矢継ぎ早に飛ばし、キラテン順をタジタジにしている様子も楽しめます。
キラテンは、アマゾンプライムビデオで「鬼滅の刃」を楽しみました😁
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