HSP精神感

【作曲ってどうするの】HSPが得意とするコード進行オタク作曲法#31

HSPと作曲活動

・作曲って限られた人だけの能力でしょ?
・ボカロPとか意味不明な言葉で正直萎える
・楽器演奏ができないと作曲ムリだよね?
・何をもって作曲っていうの?
・HSPと作曲って何の関係があるの?

キラテンは、音楽活動にHSPの敏感で繊細なセンスを活かしています。
中でも「作曲」が一番好きで、幸せの3大ホルモン(ドーパミン、セロトニン、オキシトシン)が体内に染み渡るのが実感できるほどです😁

HSPの人にはぜひ体感してもらいたいと思い、作曲という創作活動についてどう向き合っているのかをシェアしたいと思います。

この記事では音楽理論や作曲のhow toなどは割愛していますので、まずは「作曲って何?」という世界観を共有できれば嬉しいです。

ぜひ記事とポッドキャストでお付き合いください。

キラテンが作曲やコード進行を語る資格があるのか?

楽譜の冊子
実績ってやはり安心するなー

世の中すべて自由だ!制約なんて何もないッ!!とは言うものの、キラテンがあなたの立場なら「作曲実績が無い人から、どこかで拾ったうわべだけの情報を読まされるなんてイヤ」って思っちゃいます^^

なので、自分語りで恐縮ですが、主なこれまでの実績を触れておきます。

・キラテンの出身地(京都府某市)の公式PVテーマ曲を担当(シーズン1、シーズン2、の両作品とも)
・所属している地域活動経済団体の大会テーマ曲を担当
・数百名規模のイベント主催者の入場〜オープニングテーマ曲を担当
・バンドや歌手活動をしている仲間への楽曲提供

その他、自分の音楽活動など、あらゆるシーンで大好きな「作曲」をHSP気質と向き合いながら行っております。

コード進行の「グッとくる感」はHSPの違和感センサーでばっちり

球体の芸術的雪の結晶
ドキッとする!グッとくる!という感性が財産

HSP気質というだけで作曲のアドバンテージがあると断言するキラテンですが、とはいえ、作曲のクオリティーは量と比例する事実も直視しています。

今回は作曲のクオリティーではなく、「何かを創る」「ゼロからイチを産む」というアウトプットとHSPの相性が良い、という観点でHSPの皆さんと共感できたら嬉しいです。

作曲を含め、アートには「正解がない」という概念が存在し、ここが一番おもしろいです。

ドイツの詩人、哲学者であるニーチェは、「芸術は、『力への意志』を見通し具象化することにより、生を肯定し刺激するものであり、ニヒリズムを克服するための卓越した手段である」と言っています。

つまり、「人間が作ったルールや秩序などの概念を大きく超越し、『自然』と同じレベルの価値を持つものは芸術だけやな!」という事です(キラテン解釈)。

正解を求めるのではなく、圧倒的な心の大開放を行うのが健全であり、芸術(アート)が最高の手段なのです。

HSP気質は「正解」を求める行動と相性が悪いので、人生の中に「アート」を取り入れるのはかなり有益だと思いませんか?

正解を求める闘いが横行する世の中ですので、そっちはもう置いといて、そうじゃあない時間で自分の感性を磨きたい!
そんな感覚を持つのはキラテンだけでは無いと思います。

キラテンは、そんなアートの時間の一つに「作曲」を捉えています。

では、「何かを創る」という時にHSPをどう活かすか?というと・・・

それは「違和感」を瞬時に感じ取れる敏感で繊細なスーパーセンサーのHSP特性を活かすのです。

HSPの作曲はコード進行の理論を必要としない?

五線譜とメモ
理論を知った上で囚われないのが一番かっこいい

違和感とは、そもそも「何かと何かを比べる」という事が大前提になります。
比べる対象がなければそもそも違和感を覚えないですよね。

何と比べるのか?それは「安定」と「不安定」です。

我々は、「音楽という授業が義務教育である」事と、「普段から音楽が生活と馴染んでおり勝手に耳に入っている」、という2点の背景がある前提で言うと、「スムースな音の並びはコレ」というメカニズは説明できないまでも何となくわかっているはずです。つまり「安定」はすでに備わっている、という前提です。

ポップスや歌謡曲などにはたまに「ドキッ!」とする展開やメロディーラインを取り入れているのですが、そこに「不安定さ」を感じるかどうかは人それぞれです。

HSPはこの「不安定」をキャッチしやすいとキラテンは考えています。
もっと厳密に言うと、「一度感じた違和感や不安定さを覚えていられる」という機能がそなわっているイメージです。

「ドキッ!」という違和感は非HSPの方でも感じる事はできるのですが、何度もその曲を聴くうちに「そんなもんか」と慣れてしまうのです。

慣れてしまったら、「安定」になってしまい、違和感ゼロ。

でもHSPは比較的長く「あそこでこう展開するのは何度聴いても不安定になるッ!」と感じられるので、その違和感に対して「何とかしよう!」という原動力が生まれるのです。

その原動力が正にあなただけのアートなのです!

「私だったらこうする!」「この違和感、私も真似したい!」という気持ちが湧いてくると、もう制作意欲は止まりません^^

HSPの大暴走で、どこにも無い、世界に一つだけの「あなたアート」が生まれるのです。
唯一無二の価値!まさにこれが人間の神秘!

HSPは作曲者と視聴者の2役を簡単にこなせる

歌う人たち
創り手と聴き手をいったりきたり

さらにHSPの敏感さによる利点があります。
それが、一人で作曲者と視聴者の2役をこなすのが圧倒的に上手!というギフトです。

人の目を気にするでしょ?
こんな言葉を使ってしまって嫌われたかな?と一人会議するでしょ?
修正できるならしたい!って思う事あるでしょ?

普段の生活ならこの特徴が「気にしすぎ」「もっと自信もって」とかネガティブな批判になりがちですが、作曲となるとすべてメリットに変わります。

なぜなら、独りよがりな「身内ウケ」を防げるからです。

自分だけのアートを創るのは楽しいですが、次のステップは「聴いてもらう」事なのです。

人の目を気にしない「だけ」の人は、このセンサーはほぼ無いと言って良いでしょう^^

あなたの最高のギフトは、芸術活動で爆発するのです。やったー!

作曲やコード進行は「転調」をどう捉えるかがカギ

五線譜にとまる鳥たち
あなただけの譜割り

どこかで聴いたような曲、というものは作曲センスが無くても作れます。
HSPは、そういう「その他大勢」では心のワクワクは満たされないはずです。

圧倒的なオリジナル!ただただ自分の中にある「出してくれー!」と言わんばかりのパッションをアウトプットする事が前述した幸せの3大ホルモンを導いてくれるのです。

そこでキラテンがオススメする作曲活動のカギは「転調」という概念です。

カラオケ導入期の世代の方はおなじみの、「最後のサビだけキーがあがる」というものが転調のひとつですね。

ただ、「最後のサビのキーをひとつあげる転調」はあまり魅力がありません^^

HSPが目指すべき転調は、メロディーはなめらかにキープしつつ伴奏になんか違和感ある・・・というものです。

例えば髭男のこの曲

Official髭男dism - Cry Baby[Official Video]

キラテンもカラオケで熱唱する大好きな曲です✨

▶キラテンが髭男のハイトーンを歌える秘訣の記事はこちら

あらゆる所で超ハチャメチャなのがたまらない「Cry Baby」なのですが^^、ヒットソングすぎてもう違和感が無い人の方が多いかも知れません。

HSPのあなたなら、「わー!なんか不安定!ドキドキ!」が感じられるはずです。

この違和感に対して、あなたの好奇心が導くままにインプットしていけば、作曲活動はもう始まっています。

好奇心を縦に深堀りし、どっぷり独りよがりのマイワールドを堪能してから、「聴き手」の立場になって横に広げていく・・・そんな両方の立場をいったりきたり出来るのがHSPの利点です。

上記の「Cry Baby」(TVアニメ『東京リベンジャーズ』オープニング主題歌)の他、TBS系火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』主題歌の「I LOVE…」や、「HELLO」「パラボラ」「Laughter」「Universe」などの味わい深い曲が詰まった髭男のアルバム「Editorial」はオススメです✨

作曲好きHSPはこんなコード進行が好き

少女とギター
何者にもなれる天才

キラテンは中学時代から楽器演奏をはじめていますが、「作曲が一番おもしろいッ!」と感じたのはいつかなー・・・と思い返すと、やはりこの曲がキッカケを与えてくれたように思います。

Mr.Children「LOVE」 from Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012

ミスターチルドレンの「LOVE」という曲です。
「Versus」という3枚めのオリジナルアルバム(1993年)に収録されています。

何があったの?なんかサビの前にふわふわしたよね?2番の頭に戻る時もなんかふわっとしたよね?
という違和感から、「LOVE」の解剖がはじまりました^^

桜井さん、こんなことしてたんだー!たのしー!
というハイテンションで、もう一時期この展開ばかりで作曲していましたね。

ありふれた Love Story ~男女問題はいつも面倒だ~」など、同じテイストの曲はミスターチルドレンの中でもたくさんありますので、手元に音源がある人はぜひ、そんな耳でミスチル再発見の旅を楽しんでみてください。

まとめ:HSPの天才ぶりを作曲で発揮しよう

天才の壁画
天才と言われているアインシュタインもHSPだそうです

・HSP気質を活かした「違和感センサー」を作曲に活用
・作り手(作曲)と聴き手の一人二役で名曲を産み出しやすい
・自分の好きを深堀りしてから横に広げる

というのが、HSPの作曲活動のまとめとなります。

いかがでしたでしょうか?

HSS型HSPのキラテンが、市のPVミュージックなどを担当させてもらった作曲実績を元に語らせ頂きました。
お付き合い頂きありがとうございます^^

「気にしすぎ」「敏感」「繊細すぎる」という解釈は、あくまで非HSPの評価です。

「背が高い」「目の色が茶色い」「声が低い」などと同じように、HSPはあくまで「気質」です。治療や改善を必要としていません

気質である事を正しく受け止め自覚すると、「敏感」「繊細」はキラキラしたあなただけの財産になるのです。

HSP仲間とやさしい情報交換をして、HSP気質を「だめな事」では無く、「私のコダワリ」として一緒にギフトを感じていきましょうね!

天才が多いHSS型HSPですが、とても疲れやすい側面も持つ「かわいいやっちゃ」です😁。

ぜひ、楽しみながらアートを心の整理のために取り入れてみるキッカケにしてみてください。

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きらてん

【HSPは一周回って超天才】の理解を広める活動 | 複数の会社経営 ▶︎ 精神が不安定になり自分がHSPだと自覚 ▶︎ 心理追求に500万投入 ▶︎ 大好きな音楽が支えだと再確認し自分軸が回復 | HSPを「できない理由」にしたり、「弱者ビジネス」に悪用しようという一部の風潮に悔し涙 ▶︎ HSPとして「この感性には価値がある」事を証明すべく音楽解説を熱弁中 | 作曲・ギター弾き語り・ドラムが得意

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