「鬼滅の刃」映画はドライブインシアターで!鬼滅チャレンジリポート03

映画鬼滅の刃はドライブインシアターで旬のネタ

鬼滅の刃チャレンジリポートの最終回です。
アニメ26話、約700分を観賞する時間を作れたのは、「コロナウイルスにより自宅時間が増えたから」だけの要因では無いです。
物語に引き込まれる作品の素晴らしさもさる事ながら、大人ならではの観点で深掘りできたからこそです。

今回はアニメ鬼滅の刃という、ひとつの芸術作品に敬服したポイントを踏まえながら、制作現場の大人達が懸命に心血注いだ健闘を讃えていくコメントをお届けします。

また、リポートの評価により、番組最後にキラテン姉さんの歌が聴けるかどうかのジャッジも降されます。お楽しみに!

 

順天堂
順天堂

3回も付き合わせてしまってすみません。

キラ姉
キラ姉

いえいえ、引き続きお願いします。

面白さは語り尽くせない

鬼滅の刃の世界観、キャラクター設定、過去の偉大な作品のオマージュ、作者「吾峠呼世晴」さんの美学や画力、ストーリー展開、最終回予想、などは、リアルやネットを問わず、あらゆるコミュニティで語り尽くされております。

そんな鬼滅愛を込めて花束を用意している方々と肩を並べて、順天堂が作品の面白さを伝えたとて、あまり価値がありません。

ここでは、「全くの大人初心者が、どんな原動力でアニメ26話をコンプリートしたのか?!」の探求より、結果的に作品の素晴らしさを伝える形式をとらせていただきます。

本編ご説明の前に、前提条件
「そりゃ、企画だから観たのでしょう?」という声があることも承知の上です。
ただ、今回は「面白いと感じなったら断る(=アニメを観ない)」という選択肢も出来た企画なので、「しゃーないな」という感情で観たのではなく、「最後まで見届けないと何かモヤモヤが残ってしまう」という心境でコンプリートまでたどり着いた事を最初にご理解頂ければ嬉しく思います。

共感は「制作側が楽しんでいる」

鬼滅の刃アニメを通して、もっとも強く感じたのは、「10代をターゲットにした少年漫画の原作を、ええ大人が本気を出してエンターテイメントしてやろう!」と楽しんでおられる様子が滲みでていた事でした。

私も含めて、大人って少年の心が無くなるとか言われてしまいがちですが、それは、経験値が多くなり、要領が良くなる事と似ている部分があると感じています。
つまり、ゴールまでたどり着く逆算をして近道をチョイスしたり、労力の省エネのコツが透けて見えちゃったり、斜に構えて真面目さを嘲笑したり、といった「純粋さ」を遠のけてしまう感じが、「イコール大人」だと錯覚してしまう事が多くあると思うのです。

どの仕事でもこの心構えは良くないでしょう。
特に、エンターテイメントのクリエイターがこの心境だと、かなり悲しいです。そして、その空気は作品を通して観客に伝わってしまいます。
つまり、作る側が楽しんでいない作品は、客にすぐバレます

そんな中、鬼滅の刃アニメは、最初から最後まで、ええ大人が純粋に遊んでいました(良い意味で)
清々しいです。

自分に置き換えると、全てを一人でこなすのであれば、純粋に楽しんで制作する事は容易いです。
しかし、アニメ制作という現場でいうと、素人ながら考えても、企画や制作等で関係者で数十人、制作の技術者や声優さんなどの役者や、広告宣伝プロモーター等を入れたら数百人規模のチームですよね。そんな数の大人の気持ちを一つにまとめるという事は、想像を遥かに超えて一筋縄ではいかない状況かと想像できます。

さすがに「心を一つに」は言い過ぎだとしても、チームスタッフの大半がアニメ26話のパッケージを見返した時に、「やりきったな、しっかり遊べたよな」と祝杯を挙げられるだけのクオリティーには達していると感じます。
ええ仕事されます。羨ましい!いや、見習いたい!

スタッフのこだわりポイント

剣技で葛飾北斎の波しぶき

主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)くんの戦闘スタイルは「水の呼吸」です。
水の属性で色々な必殺技を繰り出すのですが、その技のアニメ描写が素晴らしいッ!

誰が観てもひと目でわかる位の「葛飾北斎の浮世絵」なのです。

北斎の波が動いているのです。ええすね!ここのアニメーションだけでも観た方が良い位の値打ちです。
とんでもない熱量です。

近年のアニメに使われる手法である、2Dと3Dの融合だと思うのですが、変な違和感もなく、見事に一体化されたスムースかつ大迫力のアニメ表現と言えます。本当に驚き、心を打たれました。

中だるみがない「新鮮さ」のキープ

かなり強い鬼と戦う所は話数も続き、感覚としては「ここが山場だろうな」というアニメの見方をしていました。

大人の汚い部分が見えてしまいますが^^、全26話ある事をわかった上で観ているので、残り何話あるなと意識すると、盛り上がったバトルの後の何話かは中だるみするかもな、と思っておりました。

しかし、順天堂のような汚れた心の大人でも、中だるみせず、ストーリーを追っていました。
ずっとトップギアで突っ走るのは、作る方も観る方も大変ですが、かといって緩めすぎると飽きてくるのが人間です。勝手なもんです。
そんなワガママな視聴者の心を当然のごとく読み取り、毎回ワクワクをキープさせる工夫を点在されておられました。

具体的には、「見逃したら後で楽しさが半減しちゃうよー」という布石を散りばめたり、ちょっとした謎解きにチャレンジさせるような「思わせぶり」描写をチラつかせたり、という進行です。

原作のストーリー自体にもそのような仕掛けはたくさんあるのですが、アニメ表現としても持ち込んでいるように感じたので、結果、退屈すること無く26話までスイスイ進めました。

緊迫感を出す「人間関係」の利用

鬼滅の刃は、戦闘シーンやヒューマンドラマの描写が見どころでもあるので、特に音入れ(アフレコ)の現場には相応の緊張感が必要だったと感じます。

チームの雰囲気を楽しくする事と同じくらい大事なのが、張り詰めた空気感を表現する事なのでしょう。

自分ならどうするかな?といつも考えます。アニメの現場では、「演技指導」にあたる部分が、自分では現場でスタッフに指示を出す動きだと思うのですが、やはり「ゴールがイメージできている、ある特定の人」だけが指導をした所で、全体のクオリティーを上げるのには限界はあるものです。

もちろん、アニメの声優さんは、一人ひとりのプロ意識が高く、作品のキャラを憑依した素晴らしい職人の方々ですので、演技指導と同等のゴールイメージを持っておられると思いますが、それであったとしても、「何かしっくりこない問題」には直面されていると思うのです。

鬼滅の刃では、いわゆる「敵の雑魚キャラ」に、驚くべきビッグネームの声優さんを起用されています。
敵でけなく、仲間側にも、出番が非常に少ないキャラに「この人を使うの?!」といった贅沢な起用をされています。
その心は、まさに、演技指導や自身の鍛錬だけでは到達する事の出来ない「作品に命を吹き込む緊迫感」を出す為の起用だったと考察します。いや、それしか無いでしょ!言い切ります。

主人公側のチームは、確かな演技力を持つフレッシュな顔ぶれの声優さんです。
フレッシュで若手であるがゆえに、先輩や憧れの声優さんが相手方として演技をする事になると、非日常の緊張が生み出す「戦い」が生まれるわけです。
言うなれば、アフレコブースに居ている人間関係が織りなす緊張感
この緊張感しか鬼滅の刃の世界観は表現できないッ!と強く思われていたのでは無いでしょうか。ね、音響監督さん^^

声優好きの方なら、絶対にびっくりするくらい、贅沢三昧の起用の仕方をされていますので、ぜひ音も楽しんでみてください。

ラジオでは更に深掘り

アニメ会社が「鬼滅の刃」制作のプロジェクトチームを選ぶ際に、「原作好きの人限定」という条件を出したらしいです。人手不足という難局を抱えたこのご時世で、何とも勇ましいチョイス!素敵です。

また、映画化が決っている最中、新型コロナウイルス「3密」回避の呼びかけで、予定通り上映されるか心配が耐えない状況に対し、順天堂は「ドライブインシアターで放映して欲しいッ!」と力説。

ラジオでは、このような「大人が感じる、大人の楽しみ方」と「大人から大人への敬礼」を熱く、暑苦しく語りました。

そんな順天堂のトークは、初心者のキラテン姉さんには響いたのでしょうか?そして、ご褒美となるLiSAさんの主題歌「紅蓮華」は聴けるのでしょうか?

キラ姉
キラ姉

ラジオで確認してもらえたら嬉しいです。

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