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大人の事情?「鬼滅の刃」のゴリ押し疑惑を直撃インタビュー【鬼滅チャレンジ04回目】

鬼滅の刃ゴリ押し疑惑

「飛ぶ鳥を落とす勢い」の域は既に超え、「王者の風格」が出てきている『鬼滅の刃(きめつのやいば)』。
吾峠 呼世晴(ごとうげ こよはる)さんによる漫画で、週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載中(2020年4月現在)。テレビでのリアルタイムのアニメ放映が一段落し、DVDやAmazonプライムなどでの攻勢で更にファン層を増加し続け、あとは映画公開を待つばかり!という状態です。

そんなトントン拍子?のサクセスストーリーに対し、「何がそこまで面白いのかわからない」「ゴリ押しなんじゃないの?」という声がある以上、あえてネガティブな指摘を直視し、フラットな目線で「鬼滅の刃」というひとつのアートに深く迫ってみたいと思います。

話題なのは知っているけど、今さら追いつても意味ないか、、、と思っておられる方は、ぜひ、作品の世界観だけでも、この記事や音声で理解してみてください。

鬼滅の刃はゴリ押し?

きらてん
特別企画、鬼滅の刃チャレンジの最終回ですね。過去3回を通して、私もちょっと見てみたいなというモードになっております。

【参考】鬼滅チャレンジとは

順天堂:ただ、すぐ「アニメ鬼滅の刃」の再生ボタンを押すまで、もうひと押し欲しいな、、、と思っております。

もう及第点ですよ、、、ここで終わっておきたい気分なんですが(笑)。
ナリマサ

順天堂:ちょっと私から鬼滅の刃に関するある疑惑をナリマサさんにぶつけてみたいのですが、良いですか?

ナリマサ:怖いですね、、、

順天堂:作品の人気に、「大人の事情」とか「大きな圧」とかの「ゴリ押し」が働いているのでは?という疑惑です。
単純に、少年ジャンプの次のエースが欲しいからとか、チョロい民衆たちをマーケティング技能でうまく転がして、少年ジャンプ、単行本、ブルーレイやDVD、その他のグッズが売れに売れまくり、映画の宣伝や人気で相乗効果!というチャラい仕掛け人がいるんじゃないのかな?という疑惑なんですが、どうです?

ナリマサ:お金が絡んだりとか、、、ですよね?

順天堂:自分で言っておいてなんですが、もしそんな仕掛け人いたら、「チャラい」どころか「すごい」人ですね(笑)。敏腕やん!やっかみが入って「チャラい」とか言ってしまってごめんなさい。

ま、とにかく、そういう仕掛け人的な人が純粋な面白さとは全く別の動きをしたりとかしてないかな、という疑惑です。そういう疑惑に対してナリマサさんなりの見解を教えてください。

ナリマサ:アニメスタッフやキャストがすごい豪華である事は事実です。ただ、人気が出たのは実力があってこそ、という関係性は間違いないだろうと感じております。
何より、一定の原作ファン層がいないと、いくらゴリ押ししても響かないでしょうから、作品と関係ない所でゴリ押しするというのはそもそもしないと思いますね。

ファンのピラミッド構造

ナリマサ:まず、原作(マンガ)のファン層がいて、次に、アニメと原作のファン層があり、次にアニメのファン層がいる、というピラミッド状になっていると思われます。

頂点にあたる「アニメ層」が、原作層に移行して下支えしていき、ピラミッドそのものが大きくなって(=人気が出て)きているという構図ですね。

この頂点の「アニメ層」の潜在顧客に対して、何らかのアプローチやプロモーションなどのマーケティングを仕掛けるのは、いわばビジネスでは当たり前の動きですし、もし「ゴリ押し」という表現を使うとしたら、マーケティングなどの「最後のひと押し!」に資金をかけた、という解釈かなと思われます。

順天堂:「ゴリ押し」じゃなく、背中を押すような「最後のひと押し」。

ナリマサ:この作品自体に「ヤバい力」があったんです。面白くもなんともないものをゴリ押しするなんて、今の時代ナンセンスです。

検索トレンドグラフ

Google トレンド

ーーGoogle トレンドで見た、連載がスタートした2016年11月から2020年4月までのグラフです。(青色が鬼滅の刃で、赤色がワンピース)。

ナリマサ:じわりじわりと増えていき、トレンドとして確立された状態が見て取れます。ピラミッドの土壌がしっかり根付いたようなイメージですね。

「アニメが人気の火付け役」と言われはいますが、実際は、アニメスタートでトップギアの人気というわけではなく、全てがどんどん積み重なって上がっている状態なのです。
こういう人気の成り立ち方は、やはり強いですよね。一過性の流行では収まらないと思います。

順天堂:理想的なブレイクの形ですね。

ナリマサ:過去の例でいうと、「進撃の巨人」が近いですね。

順天堂:あ、それは分かりやすい。「進撃の巨人」はUSJのアトラクションなど、あらゆる展開をしていますので、鬼滅の刃のブレイクも、今後はあらゆる展開でビジネスを動かすことができそうですね。

「鬼滅の刃」人気を支える主題歌


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ーーアニメ「鬼滅の刃」の主題歌は、LiSAさんが歌う「紅蓮華(ぐれんげ)」です。
LiSAさんの15枚目のCDシングルで、2019年7月3日にSACRA MUSICから発売されております。

順天堂:LiSAさん、紅白出場したんですよね?

ナリマサ:はい。すごい勢いですよね。LiSAさんはアニメ主題歌の代表格と言っても過言ではないですよ。カラオケでの人気もここ最近はぶっちりでこの曲が一番です。

順天堂:そうなんですか。GRANRODEO(グランロデオ)がアニメで強いもんやと思ってたけど、ちょっと古いのかな。

ナリマサ:『黒子のバスケ』の主題歌担当されたユニットですよね。ちなみに、黒子でエンディングを歌われていた「OLDCODEX」のボーカリストとLiSAさんがご結婚されたんですよ。

順天堂:「OLDCODEX」の鈴木達央さん?それはめでたい!ミュージシャン同士のご結婚かー。ええニュースですね。鈴木達央さんは、黒子のバスケで「高尾」というキャラの声優さんもしておられたもんね。
後は、ジョジョのゲームでは「ギアッチョ」、ジョジョアニメでは「プロシュート」兄貴の声も演じてて、ジョジョ五部にゆかりのある人。ぶっ飛んだキャラの演技って・・・

ナリマサ:脱線しすぎです(笑)。鬼滅の刃ではまだ声を担当されていないように思いますが、、、今後のアニメ展開で夫婦参加もありそうですね。

テレビアニメは途中参戦が多い?

ナリマサ:実は私もテレビアニメがスタートした直後は見ていないのです。ジャンプ連載作品である事や放映開始は知っていたのですが、当時は完全なスルーでしたね。

順天堂:ほう。意外ですね。どのあたりから参戦したのですか。

ナリマサ:ワンクールが終わったあたりです。アニメ26話のうち、だいたい半分くらいからですね。リアルやネットなど含めて、何かざわざわ盛り上がってきているムードを感じて、徐々に接触頻度があがり、「そんなに話題作なのなら一度見てみるか」という感じでスタートして、どっぷりハマりました。

順天堂:マーケターの「こう動いてほしい」という思惑そのもの!まさに良顧客やん!素直な事は良い事ですね。気持ち良いです。

ナリマサ:自分自身がこの参戦手順だったので、余計に「ゴリ押し」では無く、純粋な作品パワーがあると断言できますね。
私の知り合いにも、同じような流れで参戦して、一気に26話みて、すぐ単行本を買い揃えた人とかいますよ。

順天堂:「誰かに勧められたから」という理由だけでは説明できないアクションですね。私も今から見るかも?という立場なので(笑)、期待しちゃうなー。

同年代の作品に心惹かれる

ナリマサ:原作者の吾峠 呼世晴(ごとうげ こよはる)さんは、私と同じ80年代生まれの方なので、影響を受けた作品や作家さんが、自分にも似ているところがあり、共感ポイントが多いです。

順天堂:ジャンプ作品とかにも影響受けておられるのですか?

ナリマサ:BLEACH(ブリーチ)が好きだという記事を見た事があります。人間の主人公が死神になって死神と戦ったり仲間になったり、という世界観は、鬼滅を作る中でなんらかの影響が出ているのかな、と読み取れますね。和服、刀を使って戦う、氷が出たりなど色々な技が出る描写、とかの共通点もありますよね。

あとは、個人的にはNARUTO -ナルト-っぽさもあるなと感じました。敵味方に関わらずヒューマンドラマがアツい所や、暗躍感などのゾワゾワする感じとか。

順天堂:歴代のジャンプを支えた先生方に敬意を払いつつ、現代のアプローチでアウトプットされている姿は好感持てますね。

ーー話は更に、順天堂が愛してやまない「ジョジョの奇妙な冒険」に発展していきます。順天堂が「鬼滅の刃 観てみたい度」の点数をつける際の大きなアドバンテージを得られるか?
本編をぜひ聴いてみてください。

4回に渡ってお届けしてきました『鬼滅の刃』初心者を鬼滅好きにできるかチャレンジは、いったんこれで一段落です。

その後、順天堂にどんな変化があったかと言うと・・・、なんと!自分がプレゼンする側になっております!
鬼滅の刃初心者として、更に初心者であるキラテン姉さんにしっかりレクチャーしております。
こちらからどうそ。

ライフスタイルをキラキラする一つとして、話題沸騰の『鬼滅の刃』を知るきっかけになれたら嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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きらてん

【HSPは一周回って超天才】の理解を広める活動 | 複数の会社経営 ▶︎ 精神が不安定になり自分がHSPだと自覚 ▶︎ 心理追求に500万投入 ▶︎ 大好きな音楽が支えだと再確認し自分軸が回復 | HSPを「できない理由」にしたり、「弱者ビジネス」に悪用しようという一部の風潮に悔し涙 ▶︎ HSPとして「この感性には価値がある」事を証明すべく音楽解説を熱弁中 | 作曲・ギター弾き語り・ドラムが得意

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