2代目社長は自分らしく「仲間」を定義すべき
・2代目社長って相談できる相手がいないので不安
・社長になった瞬間、社員が距離を感じはじめた
・トラブルを1人で解決するのが社長なの?
・「相談する」「自分で考える」が混在してわからない
社長就任前は、先代社長と社員のパイプ役としてコミュニケーションギャップを埋めていた河原崎さん。
ご自身が社長になられた際は、そんなクッションとなる存在が無い事に最初は戸惑いがあったそうです。
比較対象がある事が自分の強みだとプラスに捉え、社内外問わず、自分の意見が言い合える「仲間」を持つことが会社の未来を創る事につながると考え、そのための手段に「コミュニケーション」を活用されておられます。
「何でも話せる友達」では無く、「慰め合う集まり」でも無ければ、「叱咤激励するコーチ」でも無い。
河原崎さんが定義する「仲間」とは、「自分という存在としっかりコミュニケーションできる相手」となります。
2代目社長が示す自分らしさと仲間の大切さ
自己開示を行い、相手の心をゆっくり紐解く・・・
そんなスタイルでコミュニケーションを大切にとらえている河原崎社長ですが、ご自身を下記のように語っておられます。
インタビュー抜粋
河原崎社長:あれよあれよという間に大人の事情に流され?何社かの会社で修業をさせていただき現在の河原崎製作所へ戻ってきた・・・という感じです。
そのため、金型の仕事がやりたくて始めた訳ではありませんが、今、仕事をしているのは(出来るのは)金型を通じて知り合った取引先さんを始めスタッフと一緒に仕事をするのが楽しいからです。
面白くなかったら別の面白いことを探していたでしょう。
河原崎社長の仕事観や流儀が伝わってきますね。
自分らしさという「個」の集合体が「仲間」
「仲間が必要な理由は、会社を守るため」と河原崎社長は唱えます。
社長のミッションは、社員とその家族と取引先の全てを守りながら社会貢献する事です。
会社を守るための判断や決断を「自分だけ」で行うと、一か八かのギャンブル経営になります。
河原崎社長は、解決策や最善の提案は、複数の人間の考え方を持ち寄り、最大公約数を割り出して線を引く事が重要だと考えます。
この「どこで線を引くか」という決断をする役割が社長です。
集まる情報の数が少ないままでは、最大公約数が小さいまま線を引く事となり、会社を守る事が難しくなります。
社内メンバー、社外の経営者の仲間、信頼できる取引先やパートナー、その全てを「仲間」ととらえ、丁寧なコミュニケーションを心がける事で、時代の変化に対応した強い組織がキープできているのです。
2代目社長の「自分勝手」と「自分らしさ」の違い
河原崎社長が「自分勝手」だと、仲間とのバランスは一気に崩壊します。
自分勝手ではなく、「自分らしく」いる事で、あらゆる「自分らしい」人たちとのご縁を生み、頼もしい個性が集まり最大公約数がどんどん大きくなっていくのが理想です。
2代目社長、河原崎さんの手腕は、そんな人間味のあるコミュニケーション重視スタイルなのです。
事業承継の決断、コミュニケーションを重視する姿勢、その背景には様々なご経験を生かした河原崎ならではの波乱万丈人生があります。
ぜひ、全3回の河原崎社長ロングインタビューをお楽しみください。
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キラテンは「自分らしさ」と「お金の知識」を整えます
キラテンでは、「自分らしさ」を最優先事項として人間をつくり、資本主義のリアルである「お金を正しく知る」学びを積み上げていくサービスを得意としています。
私は、人間の幸福度は「心」の健康により向上すると考え、最も汎用的な手段が「お金」だと位置づけしています。
そして、「自分らしさ」→「お金をコントロールする」という順番を大事にしているのは、逆だと手段が目的化してしまうからです。
例えば、「お金儲けが生きがい」といった状態は、幸福度はかなり低いといえます。
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