ポッドキャストを運営している方は、コメントやご意見、お便りなどをもらうケースがあると思います。
純粋なお悩み相談等がどしどし応募されてくる、という恵まれた状態なら問題ないですが、ポッドキャストを開始して間もない頃は、よっぽどの有名人や著名人で無い限り、お便りはなかなか来ないと思います。
そこで、番組歴は浅くても効果的な手法で盛り上げるアイデアを実践してみました。

「初めてのお便り」というイベント
まず、「初めてお便りが来た」という事実を、「恥ずかしいから初めてとか言わないでおこう」という消極的思考よりも、初を祝う観点で盛り上げる事にしました。
実際、嬉しかったですし、守るものがまだ無い状態の浅い番組なので、リスナーが少ない事を今更隠してもそっちの方が恥ずかしいな、と感じたので、振り切って「初めてのお便り!」というお祭り気分で考えました。
強みを活かして演出
キラテンの場合、「チーム・キラキラプラス10%アップ」の演者側メンバーが4人もいます。
そして、それぞれが専門家です。
この独自性を活かし、「今までこの4人が揃ってラジオに出演することが無かった」という特別感を見出し、「初めてのお便り」は「キラテン・オールスターズで挑もう」というお祭りアイデアに結びつけました。
オンラインコミュニケーション活用
4人が一堂に会するのは難しいですが、今は手段のひとつに、オンラインの会議形式サービスが多数あります。
令和のテクノロジーを使わない手はない!という事で、スムースにセッティングが出来ました。
また、「ラジオ」という媒体とZoomのような「オンライン収録」は非常にマッチングが良いです。若干のこもった音も遠隔感が出て耳障りでもなく、ラジオ3.0にふさわしい仕上がりとなりました。
更にZoomだと、録画(録音)機能がついているので、別撮りの必要なく、すぐに音声を活用できるので、ストレス無く作業がはかどりました。
実際のラジオの様子
4人でのお便りに答えるやり取りをポッドキャストで公開しております。
お笑い芸人からの刺客




キラテン:皆に集まってもらったのは、なんと!今回キラテンに初のお便りをいただきました!(拍手)
記念すべき初お便りなので、ぜひこのメンバーで答えていこうじゃないか!という考えです。では早速、キラテン姉さん、お便りを読んでください。
キラ姉:はい。
ラジオネーム、桑山 元さんよりお便り頂きました。
3年前、酔っ払いながらネットサーフィンしてました。
ラジオネーム「桑山 元さん」からのお便り
結構気持ちよくなった覚えがあります。
翌日起きると凄い数のメールが!!
やっちまってました。
一晩で20万円使ってました。
しかもスーツケース、同じものを2つ注文してました。
そこで質問です!!
酔っぱらった勢いで「ネットで買いすぎない」「千鳥足でラーメンを食べに行かない」「ノリでエッチな匂いがする飲み屋に誘われるがままに行かない」という自制心はどうすればコントロール出来るんでしょうか?
キラテン:桑山 元さんは、僕のポッドキャスターお仲間なんです。
「くわげん」さんとお呼びしている、職業がお笑い芸人の方です。
ナリマサ:クワマンさんじゃ無くて?
キラテン:「くわげん」さんね(笑)。
職業がお笑い芸人さんという事は、もうそれだけでフリになるわけです。大喜利みたいなもんです。
「お笑い芸人からの難題に、キラテンメンバーはどう答える?」みたいな感じで受け取りましょう。
ナリマサ:フリが重すぎて心が折れそうです・・・
キラテン:ま、笑いは取らなくて良いので(笑)、まずは、くわげんさんのお悩みが「お金」に関することなので、専門家のトキサダ先生にお答え頂きましょう。
トキサダ:「無駄遣いしない」を着実に実行するのに一番良いのは、「お財布に千円しか入れない」を実行する事です。飲みに行くときは飲み会でかかる費用、プラス千円だけにする。
どんな誘惑があっても、使うお金が無いので「行かない」という選択肢しかなくなります。
エッチなお店に・・・という気持ちは僕もすごくわかるんですけど、これも財布にお金がなかったら行きようがないですよね。
また、酔った勢いでネットショッピングというのは、ネットを観ない!これしか無いです。
キラテン:遠隔やからかな?だいぶすっとばした答えになってしまいますね(笑)。
あとは、真面目なトキサダ先生がエッチなお姉さんに反応してたところに人間味が出ましたね。
ナリマサ:先生だからこそ、そこは反応するんですよ(笑)。
トキサダ:お金の悩みではありますが、お姉さん関連は、ナリマサさんの範疇だと思います・・・
キラテン:せっかく皆が揃っているので、ぜひ、ナリマサさんにも聞いてみましょう。
ナリマサ:別にいいんじゃないですか。問題なしですよ。確かにネットサーフィンで酔っ払って20万・・・痛いじゃないですか。でも時は戻りません。これはこれだと思うんです。
酔っ払ってたらしょうがないですよ。人間誰しもがある「弱い部分」は、完全に克服するより、一生モノとしてお付き合いしていく位の気概でいくほうが良いですね。人間味が合って、そういう人には結果的に人が集まってくるんだと思います。
ラーメンを食べに行かないとか、ノリで飲み屋に誘われるがまま行かないとか、元々存在している欲望を理性によって押さえつけるというのは精神衛生上良くないですよ。
本当はラーメン食いたいんです。エッチなお店にも行きたいんです。自分で汗水たらして稼いだお金なので、家族の人がダメとか言ってない限りは欲望のままに解放するのも一つだと思いますよ。
あの有名なアニメのエヴァンゲリオンの渚カヲル君も「リビドーの赴くままに」という名台詞を残しています。
キラテン:ありがとうございます。リビドーは性的欲望?性衝動ですよね?
トキサダ先生からは「退路を断つ」助言、そしてナリマサさんからは、「自分の心を抑えつけるのではなく赴くままに解放」という観点からのお答えでした。
トキサダ:ありがとうございます。
キラテン:お笑い芸人という職業でいうと、この経験こそが「肥やし」ですよね。
この失敗談で人々を笑顔にできる、素晴らしい仕事です。笑ってもらえたら、20万円は十分取り戻せます!
「事務所を通せ!」のツッコミ
キラテン:そんな「くわげん」さんから、番組キラテンへの一言も頂いております。
キラテン姉さん、読んで頂いて良いですか。
キラ姉:キラテン姉さんの声がめっちゃ可愛いです。こういう人と一緒に番組やりたいです♪
男性3:結局、そこかーい!事務所を通せー💢。
キラテン:うまく我々を良い気分にして頂いたんだけど、最終的にはキラテン姉さんとの接点が欲しかっただけですね(笑)。
まとめ
という事で「ポッドキャスター仲間との『お便り』合戦で、ラジオ大喜利を楽しもう!」という企画をお届け致しました。
頂いたお便りの内容が「お悩み」であれば、リスナーさんへの生活の知恵にもなる可能性がありますので(今回のキラテンの場合は、ちょっとコメディ要素が強かったですが・・・)、自分たちも楽しい、番組としても価値がる、ラジオ業界も盛り上がる、という三方よしのバランスは保てると思います。
ぜひ、ご活用頂き、ラジオ3.0ならではの絡みを味わい、ポッドキャスターさん同士でどんどん楽しんでいきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。