こんにちは。このブログを書いているジエイです😊
プロフィール欄にご興味を持ってくださり、ありがとうございます。
少しだけ、私自身の話をさせてください。

私はもともと、まったく運動をしていませんでした。少年野球、バレーボール部の経験はあったものの、特に輝かしい成果や記録もなく、身体能力が高いワケでもない、という何の取り柄も無いごくごく一般的な人間です。

社会人になってからは、「同じ場所に留まっておくのが苦手」という理由で出張に飛び回り、夜は接待や外食。そんな生活を何年も続けてきました。体型は「中肉中背」で、目立った病気はありません。
だから正直、「運動なんてしなくても大丈夫」と思っていました。

そうこうしているうちに、健康診断の数値が少しずつ悪化していきました。尿酸値、血圧、コレステロール、、、。なんだか数値を全て調べるのも面倒になり、再検査の紙を渡されても「まあ、そのうち何とかなるだろう」と放置していました。

そして、50歳を過ぎたある日のことです。
突然、右足の甲に激痛が走りました。歩くのもつらく、まるで骨折したかのような痛み。
病院に駆け込んだのですが、レントゲンを撮ったら「骨には異常なし」の診断。

医師から「もしかして痛風じゃない?」と言われるまで、全くその選択肢が思い浮かばなかったくらい、心当たりが皆無でした。

タバコは吸わないし、お酒は飲むけどほどほど。外食以外の食生活は塩分を控え大豆製品中心。
運動していないと言えど歩数の数字はそんなに悪くは無い。

「いや、この生活で痛風やったら全国民が痛風やで」と思いながら血液検査へ。

結果は尿酸値が基準を大きく超えていて――見事に「痛風」確定でした。

そのときのショックは今でも忘れられません。
「これからの人生、ずっと薬に頼って生きていくのか・・・」
「50代なのに、もう体が言うことをきかない・・・」

そんな不安が押し寄せ、正直とても落ち込みました。

考える力は衰えても足の痛みは容赦無しです。
足の甲をゴリラの握力でつかみ続けられている痛みと戦うには、気を紛らせるのが一番。
といってもiPhoneを操作する気力はない・・・

そこで、普段ほぼ見ないであろう「テレビ」をつけてみました。
出張先のホテルで、久しぶりに「テレビをつけて見る自分」に非日常を感じ、「あ、これは名案かも」と自画自賛🙃

今でも鮮明に覚えています。いや、たぶんこの先も一生忘れないでしょう。

ニュースでは某テレビ局の社会的な問題と超有名タレントの報道が・・・

ネットニュースでは無く、テレビで見た、というのに何かの縁を感じずにはいられない。
なぜなら、そのタレントは私と同年代の人だから・・・

彼がどんな行為をして、という真実は本人しかわかりません。私には何も言う権利も資格もありません。

ただただ、私がその時にホテルの部屋でつぶやいたのは「みんな戦っているな」というセリフ。
善悪は横に置いて、何か仲間意識に近い感情を抱きました。

「ここで生活を変えなければ」と腹の底から思ったんです。
のちに振り返ることになるだろう、ここが分岐点だ!と(ちょっと大袈裟😊)。

健康診断で赤信号が出ても放置してきたツケを、ようやく自覚しました。

そこで私が選んだのが「ランニング」🏃

とはいえ、いきなり走れるわけがありません。
最初のランニングは、わずか3分で心拍数が上がりすぎて、呼吸も苦しくなり、すぐに歩いてしまいました。「やっぱり自分には無理だ」と心が折れました(はやッ!)。

そんなとき、ふとランニングを始めていた友人の顔を思い出しました。ダメ元で相談すると、笑いながら「最初から速く走りすぎなんだよ」と一言。そして翌週、一緒に走ってくれることになりました。

実際に一緒に走ってみると、驚きました。
友人のペースは、私からすると「ほぼ徒歩」。軽く小走りしている程度で、息も全く上がらない。「ランニングって、こんなにゆっくりでいいの?」と心底びっくりしました。

そのとき、私は大きな勘違いをしていたことに気づきました。
「ランニング=苦しいもの」「息が切れるくらい頑張らないと意味がない」
そう思い込んでいたんです。

でも実際は逆でした。
大切なのは「続けられるペースで走ること」。最初は「歩くようなスピード」で十分だったんです。

その気づきから、少しずつ習慣が変わっていきました。最初は1km、次は2km、気づけば3kmを走れるようになり、走った後に体が軽く感じられるようになりました。出張先でもホテルの周りを軽く走るのが習慣になり、外食中心だった生活にも変化が生まれました。「せっかく走ったから、今日は揚げ物じゃなくて魚にしようかな」と、自然と選択が変わっていったんです。

もちろん、順調なだけではありません。忙しくて走れない日もあれば、モチベーションが落ちる時期もあります。でも「頑張らなくていい」「ゆっくりでもいい」という考え方を身につけていたおかげで、ランニングを“やめる理由”がなくなったんです。

飽き性の私が今でも継続できている運動習慣。
私は今、フルマラソンを目指してトレーニングをしています。まさか自分が「42.195kmを走る」なんて考えたこともありませんでした。けれど、あの日、痛風の激痛を経験していなかったら、今も健康診断の結果に怯えながら薬に頼る毎日だったかもしれません。

このブログでは、そんな私自身の「ゼロから始めたランニング習慣」の記録を発信しています。特別な才能も運動経験もない、ただの出張族ビジネスパーソンだった私がどうやって習慣化できたのか。食事、シューズ選び、モチベーション管理…失敗も含めて赤裸々に書いていきます。

もし、あなたが今「走ればいいのは分かってるけど続かない」と悩んでいるなら、きっと私の経験がヒントになるはずです。健康診断の結果にショックを受けた40代のあなたへ。走れなかった人間が走れるようになる道のりを、ここで一緒に共有していきましょう。