など、洋服のケアには色々な悩みがあります。
あくまでキラテンでは、「お金の健康に直結する『第一印象』を良くする」という原動力のもと、ファッションを紐解いています。
今回は、キラテン流の問題解決として、プロがルーティン化しているお洋服長持ちケアテクニックを伝授してもらいます。
ラジオでもお聴きいただけます
内容は専門家ナリマサさんの音声で聴く事ができます。
ベースは洗濯機の「手洗いモード」

洗濯できる服なのか微妙な判断がいる場合は「手洗いモード」が無難です。洗浄力が落ちるのでは?という心配は、洗剤で補います。
粉末洗剤がおすすめの理由

液体洗剤や粉洗剤、ジェルボールなど、あらゆる洗剤が販売されいてるため、使用する側も悩んでしまうと思います。ファッション業界に身を置きながら、十数年あらゆるメンテナンス方法にチャレンジし、断言できるのは「洗剤は粉!」だそうです。
メリットデメリット
液体洗剤洗濯機への投入が楽、溶け残りがない、色落ちしにくい価格が割高(コスパが悪い)、洗浄力がやや弱い粉末洗剤コスパが良い、洗浄力が高い、殺菌や消臭効果が強いかさばる、湿気で固まる、溶け残りが起こりやすい
良し悪しを踏まえた上で、「洗浄力が圧倒的に違う」という観点でプロは粉末洗剤を使うようです。
粉末洗剤の洗浄力が高いのはなぜ?
粉末洗剤の洗浄力は「弱アルカリ性」に理由があります。弱アルカリ性は油や皮脂汚れに対して科学的なアプローチが出来るため「ゴシゴシ洗って落とす」のではなく「汚れを浮かして除去する」効果が高いのです。
対して、液体洗剤の多くは「中性」になります。
もちろん弱アルカリ性の液体洗剤も存在しますが、原液の時点では弱アルカリ性でも、水と融合する(溶ける)とほぼ中性になってしまいます。その点、粉末洗剤は水と融合した際に弱アルカリ性になります。洗浄力が高いのもうなずけますね。
あと一工夫の「UUN」で仕上げはバッチリ
粉末のデメリットを克服しつつ、繊維を守る一工夫は「UUN」です。
U:お湯で洗浄
U:裏返しにする
N:ネットに入れる
お湯を投入すると、「粉末を溶かす効果」と「油汚れや皮脂汚れを浮かせる効果」の2大メリットが見込めます。メリットがひとつしかないと「面倒だ」の誘惑に負けがちですが、2つあると「一粒で2度美味しい」感覚になり、続けられそうですね。
また、衣服は必ず「裏返し」にして「洗濯ネット」に入れて洗います。裏返す事により、表面のデザインや色落ちを防げます。洗濯ネットは「1ネット1衣服」が理想です。
洗濯ネットにより、洋服は守られます。ネットに入れないと繊維が削れてしまい、型崩れやちぢみ、ヨレヨレの原因になります。
洗剤以外のアイテムで全方位的アプローチ
カッターシャツなどの襟や首周りの汚れには、汚れ箇所に塗布する漂白アイテムを併用すると良いです。
